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映画/『GANTZ』

映画/『GANTZ』_c0184546_0313712.jpgようやく行って来ました。でも、まだまだ人気高いみたいですね。

就活中の大学生・玄野は、ある日地下鉄のホームで小学校の頃の同級生加藤を見かける。その直後、酔っ払いが線路に落ち、助けた加藤を引き上げようとして玄野も線路に落ちてしまう。目の前に電車が迫り、2人は轢かれる…と思った次の瞬間、見知らぬ部屋へと来ていた。そこには黒い球体と見知らぬ人達が。自分達は死んだのか?ここはどこなのか?
やがて球体に星人(侵略者)抹殺の指令が表示され、部屋に居合わせた者達は、訳も分からないまま強制的に転送され、否応なしに星人との戦いへと巻き込まれていく。なぜ戦わなければならないのか?戦う先に何があるのか?…なお話です。(ホントに?)

原作は青年誌で掲載されてるだけあって男性向けな内容。ワタシは初期の頃にナナメ読みした程度なんですが、映画は「超ライトなお手軽版」て感じですかね。様々な濃厚部分を控えめにして、原作を知らない一般の人でも見れるようなレベルにして作品の世界観を表現した、という印象。にしても、ワタシ的には結構グロで直視できない部分が結構あったけど…。「ネギあげます」は可愛かった。

事前知識の薄いワタシは、「こういう話なのか~」と見たままを受け入れて、違和感持たずに結構楽しめました。ただやっぱり、ものすごい駆け足感は拭えないですけどね。2時間超えの2部作であるにもかかわらず。まあ、それは仕方ないとして。
キャストが実際に演じているアクションも迫力ありますが、人間ドラマな部分も面白いと思ったりです。玄野がバトルごとに人として成長していく過程に共感できる部分があって自然に見えたし、反して善人だった加藤が抱える自身の葛藤みたいなものが良く見えたのは、2人の演技力かなと思うところです。ご存知の通り、だいぶ贔屓目ですけど(^^;)




ストーリーにもう少し踏み込むと、戦いが終わると生き残った者は黒い球体(ガンツ)に採点され(この辺がちょっと面白い)、その後日常へと戻って行きます。そして、これまた強制的に部屋へと呼び出され、補充された面子と共に戦場へと送り込まれる。生き残った者は戦い方や精神的なものを実践で学んで行くわけです。

最初は、なんの説明もないまま玄野と加藤と共に、混乱した状態で観客もガンツの世界へと連れ込まれていくのですが、こういう場合、素早く順応した者勝ちですね。固定概念に囚われていると命がないと。とにかく戦わなければ命がないんだから、考えてる暇なんてないと。

この先の展開はまったく知らないのですが、当たり障りのない生活を送っていた玄野が前編ラストではリーダー格になり、当初みんなを引っ張って「計ちゃんみたいになりたい」と言っていた加藤との対立があるのかな…?だとしたら、この2人の対決は楽しみかもしれない。

わりと見入っていたので突っ込む部分があるのかないのかも分からないですが、あえて突っ込むとしたら、鑑賞していた50代くらいのご夫婦の奥さんが予告が始まってから本編が始まるまでの間、ずーっとケータイメール打ってて、上映中もケータイ開いてメール打ってて、奥さんちっとも見てないじゃん!てことでしょうか。特に隠すでもなく堂々と出してたので、顔が煌々と照らされてました。旦那さんに連れられて見に来たけど、あんまり興味なかった?ていうか、出てってもらっていいかなあ…?

by norarican | 2011-02-26 00:38 | 映画