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映画/『ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島』

映画/『ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島』_c0184546_0522258.jpg3D鑑賞してきました。
やっぱファンタジーは3Dでなきゃ!と思ってのことだったんですが、不思議なことに意外と3Dの必要性を感じられなかった。前作の方が3Dで見たかったかも。

それにしても、エドマンドとルーシーは大人になりましたね~。特にルーシーは初登場が1番幼かっただけに、兄妹の中で1番成長した感がありますね。過去作品を見るとピーターもスーザンもちゃんと大人になってるんだけど、やっぱり下2人の方が目立つ。

意地悪な従兄弟ユースチスの家に預けられたエドマンドとルーシーは、ある日部屋に飾ってあった大海原と帆船が描かれた絵画にユースチスと共に飲み込まれ、三度ナルニアへと導かれる。
兄妹はカスピアンとリープチープと再会を果たし、伝説の7本の剣を求めて東の果て、アスランの国を目指すカスピアン達に同行する。
ナルニアの海に浮かぶ島々を巡る彼らの行く手には幾多の困難が待ち受けていた。そして、はからずもナルニアに来てしまったユースチスにも運命が待っていた…なお話です。



※この先ネタバレ含みます。たぶん。

伝説の7本の剣つーのは、カスピアンの父(前国王)の臣下7人に与えられた剣だそうで。その剣がアスランの国へと導いてくれる?みたいなんですが、ところが7人の臣下と共に剣の行方が分からなくなり、カスピアンは探す旅をしていたようです。
船旅をしながらの冒険劇なので、今までより冒険してる感が出てる気がして楽しかったです。今作で1番の立役者はリープチープじゃないかと。最後の勇姿ということか…?!
アスラン国へと向かう海のキレイなこと。手漕ぎボートで上陸するっていうのがまたいいよね~。ああいう感性というかセンスというか。すごく神秘的で、あれはファンタジーならではの表現じゃないかと思う。ていうか、あの海に行きたい…!超行きたい…!!と思った。

ユースチスですが、最初っから文句ばっか言って性格悪くてナルニアにも全然馴染めなかったんですが、自分の身にある出来事が起きてしまってから、急に協力的で良い子になりました。
今回戦う相手は…緑の霧とか巨大な海ヘビ?とか出てきましたけど、結局は自分自身…ですよね?(自信がない^^;)
自らの内なる欲望と戦って成長し、大人になったエドマンドとルーシーはナルニアでの役目を終え、次の世代=ユースチスへと引き継がれていくわけですね。なるほど。物事にはすべて理由があるということですか。

え、てことは、次の主人公はユースチスになるんでしょうか…?たしか原作は第7章まであると聞いてるのですが、こうやって世代交代していくのかな…?
また最後にはアスランが助けてくれるんでしょ?と一撃必殺を期待してたんですけど、みんな結構自力で頑張ってました。

ラストは、冒険を共にした仲間がそれぞれの道へ進み、それは悲しい別れじゃなくて希望に満ちた未来ある別れなんだけど…やっぱり切なくてうっかり泣きそうになりました。卒業式みたいなもんだな。
アスランの言葉やリープチープの言葉が心に染みた。そうして人は大人になってゆくのです。

by norarican | 2011-03-11 01:01 | 映画