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映画/『マイティー・ソー』DVD鑑賞。

映画/『マイティー・ソー』DVD鑑賞。_c0184546_1233085.jpgそのうち買うつもりだけど、とりあえず早く見たかったのでレンタルしました。

もう1度見ても「やっぱロキだわー」だったので、ロキの中の人(トム・ヒドルストン)が出てる英国ドラマ「刑事ヴァランダー」(以前録画したもの)を見始めたんですけど(まだ1話だけ)、ヴァランダー役のケネス・ブラナーって「マイティー・ソー」の監督なのね!て今頃知りました。遅っΣ(゚△゚ )
だから、「マイティー・ソー」はアクションだけじゃなくて心の内側の描き方が上手いんだわ~。だから好きなんだわ~……なんて、知った後で言ってみます(^^;)。

ネットで拾い読みした話では、ロキは元々ブロンドで(当然ドラマは地毛で出演)ソー役の最終候補に残ってたけど、以前共演したブラナー監督からロキ役を打診されて承諾し、髪を黒く染めたのだとか。うん、ロキ役で正解だったと思う。内面を表現するお芝居の方が合ってる気がする。

ロキのあの内面の複雑さね。父に自分の出生の真相を聞かされて激しく怒りを感じるも、目の前で父親が倒れれば助けを呼んだり、終盤ソーが架け橋の暴走を止める場面では、「壊したら愛する地球の娘に会えなくなるぞ!」と脅しをかけつつも、ソーがなんのためらいもなく壊したら、「愛する人に会えなくなってしまうのに、なんで…?」と自分の方が悲しそうな顔してみたり。



ロキはホントはすごく優しくて賢くて良い子なのに、感情を表に出せず内に秘めてしまう不器用さ。ソーがまっすぐで純粋な分、ロキはそんな兄を羨ましく眩しく思いつつも、その陰で屈折した感情を抱いていて、葛藤して苦悩していたのでしょうね。光が強ければ゛強いほど影は濃くなるんですよね。ロキがあまりにも哀しくて切なくて、見てるだけで胸が詰まる。
父オーディンが眠るそばで何も知らない母親に「あなたは愛する息子よ」みたいなこと言われる場面と、ラストでの父への言葉、そして父と兄との別れにやっぱりグッときてしまった。泣ける。

あと、ソーがS.H.I.E.L.D.に捕まった時にロキが現れた場面ね。
ソーはムジョルニアを手にすることが出来なかったことで打ちひしがれているところに、追い討ちをかけるようにロキが父親の言葉として嘘を伝え、本気で父親に見放されたと絶望しながらも、弟であるロキに「来てくれてありがとう」て言えるところがソーらしさなんだと思った。あの言葉を聞いてロキはソーには勝てない、敵わないと感じたんじゃないかと思うんだよね~。
ソーがロキの言葉をまったく疑わずに受け止めていたことで、ロキを無条件で信頼していると感じた場面でもありました。

ロキは暗黒面に堕ちず、いつまでも苦悩の人でいて欲しい。家族の愛情を忘れない人でいて欲しい。憎しみだけに染まらないで欲しいな~。吹っ切れてしまったら終わりだと思うんだよね。ソーが光だから自分は闇を選ぶというスタンスで。そして、ソーも弟ロキへの愛情を失わなず、彼を憎まないでいで欲しい。

ロキは「ジ・アベンジャーズ」にも出てるのは「キャプテン・アメリカ」のエンドロール後の予告で見ましたが、好き俳優さんが多数出演の「ジ・アベンジャーズ」どんだけ豪華なの?と今から楽しみで仕方ありません。

by norarican | 2011-11-17 01:55 | 映画