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ザ・ファインダー 千里眼を持つ男/シーズン1 シーズン終了。

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「BONES」のスイーツがFBIから派遣された精神鑑定士として登場したり、政府の陰謀説に絡んだ話でジャックが登場したりしてましたが、シーズン更新ならずでこのドラマはシーズン1の13話で終了となりました。

探し物の多くは人だったり物だったり物質的な物なんですが、大事なのはそこに込められた人々の想い。
弁護士のレオは昔は仕事人間だったけど、そのせいで家族を省みず妻と娘が殺された?死なせた?で後悔の嵐を抱えた人物。
連邦捜査局のイザベルはウォルターとカジュアルな関係で、司法省への出世を狙って頑張っている野心家な女性。
レオが身元引受人になっている少女ウィラはロマ族?という犯罪者一族の人間で、周りにはいとこと知らせていた同じ一族のティモとの結婚を一族の長に強制され、逃れようとしてるとこ。
この3人にウォルターを加えた4人で探し物をしながら、それぞれの相対関係や個々の抱える問題なども描かれてました。

で、ラストは病床で余命いくばくもないウォルターの父親が依頼人で、ウォルターの家族関係がメインとなってました。

ウォルターのところへ兄ラングストンがやってくる。久しぶりに会う兄にウォルターは嬉しそうに駆け寄り抱き上げる。弟に抱き上げられながらレオと握手する兄。このシーンすごく可愛い(笑)。
兄の方が体が一回りちっちゃい。ウォルターに比べたらだけど。あれか、最近の兄弟は弟の方がデカイが主流なのか。「すぱなちゅ」然り、「FIVE-0」然り、このドラマ然り(そんなわけない)。
このお兄ちゃん、ウォルターに顔の形や作りがすごくよく似ていて(どちらもイケメンでお兄ちゃんの方が柔らかい印象)、兄弟役だから似てる俳優さんをキャスティングしたのか……なんて思っていたら、実の兄弟なのだとか。(TV Grooveより)。そうか、この逆転兄弟は現実なのか…。(色々な意味で衝撃)。そら似てるはずだわ。

ウォルターと父親はあまり良い関係ではなくて、なんでも父親は事故前の真面目で大人しいウォルターの方が好きで、昔の息子に戻って欲しいと願ってるのだとか。ウォルターにしてみれば、どちらも自分なので、意見の相違で疎遠になっていた模様。
兄のラングストンはミュージシャンで現在はオランダで音楽を教えてるらしい。でもって、病床の父親の最期の願いは、兄弟の母親に会いたいというもの。別れたけど生涯で最愛の女性だからと。しかし、ウォルターは4年前に依頼で探し出した絵画が贋作だったことから、本物もしくは贋作製作者を探すことを決めていたので一旦は断るも、周りに説得され引き受けることに。



 
ところが、やっかいなことに母親は一時過激なカルト集団に入っていて、連邦捜査局の証人保護を受けていたのでした。母親を探すということは違法行為となり、ウォルターは逮捕されてしまう。例え家族であっても行方を追う者は処罰されるんですね。

レオとイザベルの協力で探すのをやめるという約束で釈放されるも、兄弟だけが知ってる手掛かりを元に母親へと辿り着く。兄弟をモチーフにした風速計?がその手掛かり。自分の息子達の姿を必ず自分の家の屋根に飾る。離れていても息子を想う母親の愛情を感じて、ちょっとジーンとしてしまった。
兄弟を見た母親は、「私の可愛い息子たち~」と2人をハグしてくれるんだけど、お母さん自分が証人保護の対象者だという自覚があるのか?と思ってしまうほど、緊張感なさ過ぎで大丈夫なのかひら…。

事情を聞いたお母さんは兄弟と共にお父さんの元へ。が、その道中、カルト集団に襲われてしまう。相手は3人で銃を手にウォルターに襲いかかるのですが、元軍人のウォルターにはたやすいことなのか、あっという間に3人殺してしまって、えっ…?( ゜д゜)ポカーン
え、殺しちゃうの?殺しちゃっていいの?たしかに相手は犯罪者だし正当防衛なんだけど、確実に軍人の殺し方だったよね。これでいいのかしら??

そんなこんながありつつ、お父さんは最愛のお母さんと最期に一目会うことができました。しかし、ウォルターは父親が本当に会いたかったのは母親ではないことに気付く。お父さんはお母さん探しの依頼を理由に本当はウォルターに会いたかったのでした。お兄ちゃんもお母さんもそのことに気付いていて、ウォルターは最期に家族が揃い、気まずい関係だった父親と心を通わせることができました。ええ話や(´Д⊂グスン

一方、ウィラはティモのことを恋愛対象として見れないし、ティモには別に愛する人がいるしで、ウォルターから借金して一族の長にお金を収めるのですが認めてもらえず、結局結婚式の日取りを近日中に決められてしまう。
2人は一族にとって大切な存在だからと言うのですが、たぶん一族を絶やさないためなのかな?ロマ族自体についての知識がないので分からないんですけど、純血の子孫を残すために必要な存在てことなのかなあ…と勝手に解釈。

ティモは男だからなのか、長の命令に従うことにしたらしいのですが、ウィラは最後まで抵抗。収監されることも考えたけど叶わず、最後の直談判も相手にされず、誰にも告げず土地を去ることに決めたのでした。

ラストは、病院で逮捕?されるウォルターが大暴れしてて、それを見守るレオとイザベラ。止めないってことは、ある程度覚悟してたってことなんかな。で、2人は絵画の贋作者(自分を本物の画家だと思い込んでる精神病院に入院してる患者)に会いに行き、果てしない道を1人歩くウィラの姿で終了ー。最後にウォルター出て来ないんだ( ゜ ▽ ゜ ;)。

個人的には重いテーマではないのが見やすくて良かったけど、だから視聴者が離れていってしまったのかな?と思うところ。ウォルターの軽さが本来のものでないとしても、段々魅力的に見えて良かったと思うんですけどねー。最後の家族の話なんかも良かったし。ウォルターに近い世代の男性の登場人物が、味方なり敵なりに現れたら変化が出て良かったかも?

シーズン1で終了なので中途半端なのは仕方ないですけど、さほどハンパ感なく終わったと思います。

by norarican | 2012-06-22 00:41 | 【FOX/FOX CRIME】