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ALCATRAZ / アルカトラズ/シーズン1 最終話(13話)。

いよいよ最終話…!果たして、どんな内容になっているのか。怖いような楽しみなような気分で見たのですが…。

うん、まあ…。そうだよね…。そうなるよね…(´・ω・`)

な内容でした。どんな内容だったかというと…。

※結末ネタバレしてますのでご注意!

#13は冒頭でいきなりレベッカが脇腹を血に染め苦しげにうめいている場面から。とうとう対決したんだな…てことは薄っすら分かっていましたが、レベッカに一体何が?!遡ること36時間前…。

レベッカは上司?にトミーが相棒を突き落とした経緯からトミーは相棒のことを知っていたのでは?と話すと、
実はブロードウェイ投信から入金があり、内部調査の対象だったと知らされる。
ブロードウェイてのはシモンズが創立者の大企業。今では手広く事業をしているようで、前エピで“ゴースト”と呼ばれていた男ジョー・リメリックが、心療内科を訪れブロードウェイの社員証を提示してました。彼は「自分は1963年のアルカトラズの受刑者で悪人に追われているから匿って欲しい」と必死に訴え、要入院と判断されたのか、彼の希望は叶いベッドで横たわる彼の手には第3の鍵が。

リメリックが“ゴースト”と呼ばれる所以は、脱獄を試みたけど沖で流されて失敗に終わりアルカトラズに戻されたものの、所長はリメリックの死亡証明書を発行。書類上リメリックは死人=ゴーストとなったのでした。

えっとね、最終話は過去と現代の行き来が激しく、さらに人物ごとの展開もあって、結構いっぱいいっぱい。何がってワタシの頭が。ぎゅうぎゅうに詰め込まれてる感じがするよ。んーと、まず過去の話した方がいいかな。

リメリックがゴーストとなった後、トミーは所長に連れ出され謎の男によって輸血される。トミーは「金属の味がする」と言って苦しみ出すのですが…。目覚めるとトミーは島外にいて、所長が現れ「私のために働いてくれ」と言う。どうやらトミーの輸血が成功したことで機嫌がよろしいようです。トミーは息子に会いに行くが、父親を知らない息子(レベッカ父)は逃げてしまい、トミーは「欲しい物が分かった」と所長に言った後、レイを呼び出し息子の養子縁組の書類(手続き完了)を渡す。食い下がるレイにトミーは「妻を殺した」と告白し、強引にレイを島から追い出す。

その後、所長と謎の男とトミーが“所長の扉”の中に。謎の男は朝鮮にいた頃からトミーに目をつけていたと言い、トミーが先発者となり3年後には自由になれると告げる。この時の所長の発言からすると、謎の男は軍にいた科学者っぽい?



 
そして現代。
トミーはある家に不法侵入し、在宅中の夫に銃を突きつけ妻を呼び戻せと指示。父親が殴られる姿を目撃した幼い少女は、こっそり家を抜け出し保護され、ハウザー達の知るところとなる。
少女から侵入者がトミーであること、名前、家の住所を時間をかけて聞き出しレベッカ達は急行。しかし、既に妻は拉致され、家には撃たれてケガをした夫だけだった。

レベッカ達はトミーが妻を拉致した目的や繋がりを検討する。妻の職場がブロードゥエイ所有の病院であることを突き止め、これまでの囚人達やレベッカの相棒も含めて、すべてがシモンズに繋がっていた。しかし、なぜ63年組同士で争うのか?原因は囚人達が所持(あるいは強奪)した鍵にあり、南北戦争時代の地下扉(所長の扉)開けるため押収した2本の他に第3の鍵が必要。すべての黒幕は所長だと言うハウザー。

一方、ルーシーは輸血した血中の銀が一種の信号を発し、追跡装置の役割をしていることを知る。ボーレガードによると、血液の成分と一体化して分離することは一生無理なのだとか。

その頃、トミーは拉致した妻に職場のセキュリティーを解除させる。そこはリメリックが入院した病院で、トミーの目的はリメリックが持っている第3の鍵でした。「(鍵を渡せば)彼に殺される」と怯えるリメリックをトミーは「ハーランから守ってやる」と説得するが、リメリックは窓を突き破り転落死。駆けつけたレベッカは車を奪って逃げるトミーを追跡するのですが…。
このカーチェイスが長くてですねぇ(-ω-;)。最終話でいっぱい片付けることあるのに、こんなに時間かける必要あるー?てくらい長いです。だったらもうちょっと謎解き明かしてよ、な気分で見てました。早送りしてもいいかなー?

トミーはレベッカに任せ、ハウザーはリメリックの遺体から第3の鍵を探すが見つからず。しかし、ドクの機転で鍵発見…!ようやくハウザーの手に最後の鍵が…!と思ったら、ドクはハウザーに渡さず「レベッカが戻ったら皆で行こう」と持ち去ってしまう。

レベッカは長い追跡の末、トミーと対面。トミーによると、レベッカの相棒はシモンズから金をもらいレベッカを監視していた。その理由はトミーを探し出しみんなを捕まえるため、なのだとか。シモンズがトミーを恐れるのは、トミーが所長との約束を破ったかららしい。
約束て何よ?所長は何をしようとしてるのよ?とヤキモキしていると、トミーはレベッカの隙をつき、脇腹を刺して逃走。肝心なこと話さずに逃げるな、コラー!ヽ(`Д´)ノ

これが冒頭シーンのレベッカですね。ドクがすぐにかけつけて病院に搬送、緊急処置が行われる。ドクはハウザーに鍵を渡し、レイと共に病院に残りレベッカの容態を見守る。

ハウザーはルーシーと共に地下扉へ。13話かけて集めた3本の鍵が揃い、いよいよ扉の向こうが明かされる…。で、こっちも緊張してものすごい力入れて見守っていると…。中にはコントロール機器のようなものがあり、壁には番号が記されたピンが刺さっているアメリカ全土の地図。機器は埃を被っているものの機能している様子。2人はピンは囚人番号で、血中の銀を追跡し戻る場所を示しているのだと気付く。
ピンは一部の地域だけでなくアメリカ全土に散らばっていた。2人が呆然としていると、謎の男が倒れているのを発見。謎の男は今が2012年だと聞き、高らかに笑い声をあげる。

そして、ラスト。治療を受けるレベッカ。彼女の周りが騒がしくなると、やがて取り囲む医師達が心停止を告げ、呼吸器が外される。そして、医師による時刻確認の指示の声と共に画面は暗転……終了です(笑)。やっぱりねー!!!

1番恐れていた「クリフハンガーのまま終了」パターンでした。同じくS1で終了した「レッドセル」同様、メインキャストの安否に気を持たせ、次シーズンに繋げようとしてたわけですね。まあ、放送後に終了が決まってるから仕方ないのかもしれないですけどね(-ω-;)。撮影・放送が無理なら、結末だけでも教えて欲しいと思うわけですよ。脚本家は先の先までストーリー作ってるんでしょうから。終わっちゃってるんだからネタバレしてもいいじゃん?だって、超謎残ってるよー?ほとんど回収されてないよね?どーすんの、これ。

回収しきれず残った謎が多過ぎて思い出すの面倒なくらいなんですけど…(笑)。
やっぱ1番気になるのは『63年組はどうやって50年の時を超えたか?』ですよねぇ。科学や医学的なものなのか、それともファンタジーなのか。「LOST」ぽい展開になるのかな?なんて思ってたんですが…。どんな仕組みだったのかなー?

あとは、所長に関する事。『所長は蘇っているのか?』と『所長の目的はなんなのか?』。目的については、血中の銀が追跡装置だったとして、だから何?てのと、そこにシモンズがどう関わってくるのか?
ていうか、シモンズて今どこでどうしてるの?ハウザーが偽造書類の調達を依頼した軍人は、「(シモンズに会うのは)大統領でも無理」ゆうてたけど、どういう意味なんでしょ?
そういえばシモンズて登場回のラストで所長が彼に地下扉の中に案内してたよね。あれ、違った?もしそうなら、所長は早々にシモンズのビジネス能力に目をつけて手下にしようとしてたってことなんですかね?あの後の展開も知りたかったわー。

それから、最後の鍵を巡る争いが13話続いたわけですが、それほど重要な場所だったわりには所長本人の姿が見えないのはなぜか?代わりに謎の男がいたけど、アンタ何者?

あと…、トミーが破った約束とは?ですかね。トミーが蘇った囚人やシモンズに関わる人物を突き止められたのも不思議。追々謎を明かして行くつもりだったのでしょうが、終了してしまって宙ぶらりんの尻切れトンボになってしまいました。あうー。ワタシは面白いと思ってたんだけどなー。何がいけなかったんだろうか。謎が多過ぎた?『LOST』みたいな壮大な展開が待っていたかもしれないのに…。むーん。残念でなりませぬ。

by norarican | 2012-07-26 23:55 | ALCATRAZ/アルカトラズ