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英国ドラマ/「刑事トム・ソーン2 臆病な殺人者」 第1話。

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見る度にハマってしまうトム・ソーンの第2シーズンいっくよー!(≧ω≦)

原題は「Scaredy Cat」。今回トムがやたらと“警部”って呼ばれてたけど、前作も呼ばれてたっけなー?前作のことがあるので、彼が出世するわけないし。トムは、捜査班の責任者を退いてるから、一応降格扱いだと思うんだけど…。そして、ライバルのケヴァン(無能)が責任者になったみたいだけど、トムは特に気にしてる様子でもないし、ボスは相変わらずトムの強引な行動には目をつぶってくれて、評価的には大して変わってないみたい…?

英国ドラマは、人間関係やメイン以外のキャラについて、あまり深く掘り下げない(時間的に無理)ことがあって、話の中やセリフにそれっぽいこと匂わせたり織り交ぜてくることが多いので、ちょっと感情面で分かりにくいことがあるんですよね(´・ω・`)。「アナ・トラヴィス」とか。ワタシはなんとなーくで解釈して勝手に妄想設定しちゃってますが。
ケヴィンとトムの立場が明確にされてないですが、捜査班の責任者はケヴィンだけど、実質指揮を執ってるのはトムって感じです。

さて、前作で大ゲンカして今作でも絶賛継続中(フィルが怒ってた)(当たり前)だったトムとフィルは、「お前が必要なんだよ!」のトムの激白(違う)で一応仲直りとなったようで、その後は二人三脚で事件を追ってましたが、トムよりフィルの方が活躍してた気が。
トムが事件について相談するのは、なぜか捜査班の仲間ではなくフィルで、フィルと話をして意見交換する中で、手掛かりを見つけて事件解決に辿り着いて…て、トムが事件を解決出来るのはフィルがいてこそで、逆に言えばトムはフィルがいなきゃ事件を解決出来ないんじゃ…な気がしてきました(笑)。
さらに言えば、今回の事件の真相に気付いたのは、トムじゃなくてフィルで、病理学者にしておくのは勿体無い…!と思ったりでした。

フィルが活躍してくれるのは個人的には嬉しいけど、ドラマ的にはトムのお株を奪っちゃうフィルのキャラ設定がちょっと心配になったりです。いくらフィルが捜査関係者だからって、犯人がいると思われる現場に「フィル行くぞ!」て連れて行く理由がちょっと謎。相手は連続殺人犯、危ないじゃない。

あと、今作見て思ったのは、トムてフィル以外の人間には、天然ドライな人なんだなってこと。全然悪気ないし、自覚もないみたいけど、他人に無関心というか、興味がないというか。優しい人なんだけどね。現に子供はすっかり懐いてたし。自分のことにもあまり興味がないのかもしれない。でも勘が鋭いから、別に知りたくもないのに分かってしまうんだろうな。
というのも、トムは母親を亡くした事をフィル以外には知らせず、後々知ったボスに「お母さんのこと、なぜ言ってくれなかったの?」て聞かれた際、真顔で「仕事に関係ないことだから」て言ってて、むしろ「え、なんで?言う必要ある?」な顔してボスを絶句させてた(笑)。この人、本気でフィル以外興味ねぇ(笑)。だから、いつもフィルが、「お前はな~………」て、小姑みたいに色々指摘してあげてるのかもしれん。そして、そんなフィルにトムは心開いてるつーか懐いてるのかもしれん。フィルはフィルで、トムを放っておけなくて、ついつい世話を焼いて、甘やかしてしまうのかもしれん。上手い具合にバランスが取れてるんだわ、この2人。

今回、新たにトムチームに加わったサラが、「グレイズ・アナトミー」のサランド・オーだったんですけども、このサラてのが、トムを慕いトムに認められたいと思ってる反面、ヘビースモーカーで勤務中でも構わずにクスリやったり、交代まで時間あるからって同僚のデイヴを誘惑して寝た後、関係を気にするデイヴに「一度寝たからってなに?」な冷たい態度したりで、ガサツで品のないキャラクターでちょっと苦手(-ω-;)。
おまけに大失態を犯して捜査混乱させちゃって、まったくいいとこなしのまま、最後アレしちゃうし。こんなキャラで良かったのかしら?(^^;)。

ここまで長くなりましたが、ようやくあらすじ。例のごとく、ネタバレがんがんしてますのでご注意!



 
女性の遺体が発見され、新メンバーのサラと捜査にあたるトム。現場を見たトムは、被害者の顔に残された跡を犯人の涙と指摘。その数時間後、残忍な手口で殺されたもう1人の女性遺体が発見され、被害者の息子チャーリーが行方不明だと言う。トムは、現場の状態と状況からチャーリーの行動を分析。辿りついた物置の奥で身を隠していたチャーリーを発見する。

犯行時に涙を流す気弱な犯人と残忍な殺し方の犯人。手口はまったく違うが、数時間のうちに起きた2つの事件は関連があり、犯人のパターンだとトムは考える。モルグで被害者の間を行き来しながら自分の推理に没頭するトムは、周りでサラとデイヴが意見出してるのに全然聞いてねぇ(笑)。そんなトムを見ていたフィルが「考えるのは人任せか?あ?」なんて嫌み言ったら、ハッと我に返ったみたいに自らの考えを披露して、フィルの声だけは聞こえるのね、ていう。人の話(フィル以外)はそっちのけで集中しちゃうタイプみたいです。

目撃者のチャーリーから手掛かりを聞き出そうとするが、チャーリーは心を閉ざし、唯一トムに懐くものの、「ママはどこ?」の問いに言葉を失ってしまう大人達。まだ幼いチャーリーから情報を引き出すのは諦め、トムは、自分の考えを確かめるため、フィルのいるモルグへ。
「どうやって入った?」と、口を開けば嫌味ばかり言うフィル(笑)。「もうお前の頼みは聞かないことにした!だって友達じゃないし!」と、帰りかけているフィルに大激白かましてなんとか引き止め(謝り倒したんじゃなくて、お前大事!て言ったところがポイント高いですよね)(なんのポイントだ)、今回の事件について相談。
後になって考えると、たしかにフィルはトムに必要な人間なんだって、充分身に染みました。フィルがいなきゃ事件解決してない。

1日に2件起きた未解決事件を調べるも、範囲を広げても過去に例はなく行き詰っていたトムだったが、フィルの「2件の未解決じゃなくて、1件は解決してしまってるんじゃないか?」という指摘で事件の糸口を見つける。
フィルは、自分が検視した中で思い当たる事件があったのでしょうね。でも、トムと絶賛ケンカ中だったから言わなかった。トムだったら気付くと思うけど、もし気付かなかったら、その時は教えてやろうって思ってたんじゃないかと。

調べてみると、1件は被害者とケンカしているのを目撃された彼氏が逮捕されていた。安易な犯人特定に、「手抜き捜査だな」と、ぼやくトム。担当者は、案の定ケヴィンで思わず苦笑い&納得の2人とワタシ。トムは、犯人は2人組と確信し、過去の事件について調べることにする。が、事件を洗い直すにはケヴィンの承諾が必要てことで、昇格したのか?上から目線で周りに声をかけ上機嫌のケヴィン登場。しかし、自分が解決した事件をトムが洗い直すと聞いて、ケヴィンは難色を示す。ま、当然ですよね。で、「どうせ俺は間違ってて、お前(トム)はいつも自分が正しいと思ってるんだろ!」的なことケヴィンが喚いてたけど、それたぶん正解。

ケヴィンは、頑なに自分の主張を曲げなかったが、トムに見せられたモンタージュが自分が担当した事件ではなく、今回の事件のものと知り、渋々承諾。「他の目撃情報はコイツか?」とモンタージュを見せられて、「そうだよ!コイツだよ!」て踏ん反り返って返事したら、「それはお前の事件のじゃない」てキッパリ言われて、「え゛っ?( ゜д゜)」で、ケヴィンがどう足掻いても頑張っても、トムには遠く及ばないんだな~て思うと彼が不憫でした(笑)。

トムはケヴィンと共に服役中の彼氏に話を聞きに行く。彼氏は被害者の浮気を疑っていて、でもモンタージュの男は知らないとのこと。被害者の勤務先(ホテル)の上司ブランチャーも当時聴取されていたことで、再度容疑者リスト入りして、サラが話を聞いてる間にブランチャーの車にデイヴが追跡装置を設置。サラが帰った後、ブランチャーがマズイことになったと言った相手が、モンタージュの男でした。

マーティンと呼ばれた男=モンタージュの男が帰宅すると、「カタをつけろ」のメッセージと拳銃が。怯えるマーティンだったが、目撃者(チャーリー)を片づけろという誰かの命令が彼の頭の中をぐるぐる。マーティンはサラを尾行してチャーリーの居場所を突き止め、発砲して逃走。シッターは重傷だが命に別条はなく、チャーリーは無事と聞いてホッとするトム。チャーリーの元へ駆けつけ、安全を約束している頃、付近を捜索していたサラにマーティンが銃を持って自首して逮捕。

……てところまでが1話なんですけど、だいぶ長くなっちまいましたね(^^;)。力尽きたので、2~3話は後日。もっちっと簡潔にまとめます。でもこのドラマは、書いてて楽しいです。(だから長くなっちゃうのねん)

by norarican | 2013-06-01 23:12 | 英国ドラマ