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エージェント・オブ・シールド/シーズン1 全22話 その1。

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≪左から、スカイ、シモンズ、フィッツ、コールソン、メイ、ウォード≫

全22話分なので、上手くまとめられているかどうか分かりませんが、頑張ってみました。思い出しながらつらつら書き出しているので、細かいところや時系列めちゃくちゃかもだけど、だいたいこんな感じ…と生温かい目で見ていただければ幸いです。

前にも言いましたが、コールソンがすっごいおっとこ前で、回を重ねれば重ねるほど男前度が上がっていくのですごく戸惑いました(笑)。映画のイメージとちょっと違う。ていうか、声が男前。
劇中の人物達も彼について、「彼は本当にいい人よ」と言う始末。敵でさえも言うくらいなので、本当に誠実で忠実でいい人。特殊能力や優れた技能などがあるわけではないけど、忠誠心だけは誰にも負けなくて、それが彼の“特殊能力”であり、ヒーローなのかもしれないなぁ…と、ぼんやり。

このドラマ単体としても面白いと思うけど、近年のマーベルヒーロー作品との関わりが深い(毎回と言っても過言ではない)ので、全作品見てるとより楽しめるのではないかと思います。ちょくちょく様々な作品について触れる台詞があったり、あの作品に軽く出て来たことがこのドラマで明らかに…なことがあったりするので。
ヒドラ(キャプアメ)、NY大戦&チタウリ(アベンジャーズ)、人間エクストリーム化(アイアンマン3)、アスガルドの女戦士シフ(マイティー・ソー)などの他に、ロマノフの名前が会話に出てきたりします。特に絡みが強いのは、やっぱ「キャプテン・アメリカ」かなぁ…?何がどの作品と繋がっているのか、思い出しながら見るのもちょっと楽しい♪

※ここからガンガンネタバレ入れつつ、ざっくりまとめ。ご注意!!

話の中心となるのは、1話から出てくる謎の組織による“ムカデ計画”なるもの。計画の全容や謎の組織の正体をシーズン通して暴いていきます。それと同時に鍵となるのが、コールソン復活の謎。本人の記憶では、タヒチで療養していたことになっていますが、実は…で、コールソン自ら謎を追い真相に辿り着くも、今度は計画の責任者探しする中で、チームメンバーに疑いの目を向けたりも。シールドという組織柄、秘密の多い人物が多く、結構内輪揉めが多かったりする(笑)。まあ、その度に仲間との絆が深まって行くんですけども。
また、コールソン復活の謎は、ムカデ計画に不可欠な事として絡んできます。コールソン復活の謎には、えらいビックリだけどね。奇想天外にも思えるけど、アベンジャーズからの流れなので、ありっちゃーありなんでしょうけど。普通じゃ考えられない。

全体的な流れとしては…

ムカデ計画が表面化→コールソン達が極秘に調査→チーム内でトラブル発生しながらも結束が深まる→コールソンが誘拐され、自身の記憶に疑問を持ち始める→コールソン復活の謎が明かされ、引き続き実行責任者探し→ムカデ計画の首謀者の名前が判明し、正体不明のまま行方を追う→ムカデ計画が軌道に乗り、謎の組織による攻撃が始まり、シールドは追いこまれ壊滅の危機に陥る→ようやく首謀者の正体に気付く→裏切り者の存在も明かされ、首謀者達との孤立無援の戦いが始まる(この時点でシールドは政府からも見捨てられ、職員達は逃亡者扱い)→圧倒的不利な状況の中での最終決戦…てな感じ。

主な要素を書き出してみたけど、時系列とか違ってたらごめん。



 
コールソン達は、一応ムカデ計画の阻止がメインなんだけど、NY大戦でチタウリ(異星人)の遺物からウイルスに感染した事件とかアスガルドの脱獄犯とか、世間に真相を知られてはいけない事件も扱う。また、一見関係のない事件が、実はムカデ計画に繋がるということもあり。

で、ムカデ計画というのは、体にムカデのような装置によって能力を増幅させる、簡単に言えば超人兵士製造計画。しかし、装置が不安定で、装着者(実験者)が暴走したりエクストリーム化したりで、安定させるための研究を進めている状態だけど、なかなか解決策が見つからずに四苦八苦していた模様。
そこで目をつけたのがコールソン。ムカデ計画の首謀者は、後に“クレア・ボヤント”という名前が判明するのですが、信奉者によれば千里眼的な能力の持ち主で、なんでもお見通しなのだとか。そのせいで、コールソン達は先手を打たれたりしているのですが、その理由は後で書くとして…。

その何でも見える首謀者でも、コールソンの死後~復活までは見えないらしく、そこに計画成功の秘密があると考えたらしい。そして、自分の死後のことを知りたがっていたコールソンは、真相を知ってしまうのでした。この真相てのが、またすごくてですね~。後に、メンバーのスカイもコールソンと同じ施術を受けることになるのですが…。これもまた後で。

今更だけど、チームの面子は、コールソンの他に、伝説的エージェント(騎兵隊て言ってた)のメイ、優秀な工作員だけど性格に難ありのウォード、科学者コンビのフィッツとシモンズ(略してフィッツシモンズ)、そしてシールドにハッキングしていたスカイ。
コールソンとメイは、旧知の間がで同志のような存在で、メイへの信頼も厚く、コールソンの右腕的な立場。メイもまたコールソンを心から心配している。パッと見クールビューティーなので分かりにくいけど。メイは、当初はヘリの操縦士として加入したけど、武術に長けていることもあって、途中から操縦士兼戦闘員に。メイがいれば安心なくらい強い。
ちなみに、ヘリというのはフューリーから復帰のご褒美に贈られた最上級軍用機で、コールソン達の拠点でもある。様々な設備も搭載しているので、ほぼ機内で過ごしている。いわば、飛ぶ作戦本部。

最初は、チームの信頼関係も出来てないし、みんなそれぞれに秘密を抱えてるのでバラバラ感ありますが、様々な事件や困難を乗り越えてチーム間の結束を固めていく。だけど、それでもなお隠し事のあるメンバーがいたりで、完全には信用しきれない感じ。
コールソンは、仲間になったからには信じるってタイプでしたが、謎の組織(クレア・ボヤント)ばかりでなく、仲間内にもスパイが?!な展開がちょくちょくあって、疑い出したらキリがないわ、もう…!と思っているところに、シールド内に裏切り者がいるなことになって、もう誰も信じられなくなりました(笑)。
裏切ったり裏切られたり疑ったり疑われたりで、誰が味方で誰が敵なのか、疑心暗鬼な状態でハラハラドキドキ。全部疑わしく見えてしまう。このあたりから、シーズンファイナルに向けて盛り上がって来た感があって、さらに裏切り者追加で、俄然面白くなりました。

この追加の裏切りものがなかなかの衝撃。もうホントね、「うぇぇーーー?! (;゚д゚)」てなったよ。すっごい裏切られた感。あんたのこと、みんな頼りにしてたのにーーー!!けど、裏切り者は昨日今日裏切ったわけではなくて、チーム入りするずっとずっと前から裏切り者だったと。元々スパイとしてシールドに入り、長い年月をかけて組織からの信頼を得たわけです。

本人の主張としては、救われた恩人のためであって、シールドにも敵対組織にも何も思い入れはない様子。若い頃から洗脳されている状態なので、一概に本人が悪いとは言えないかもしれないけど、やっぱり許せない。途中で改心してくれれば…と期待して見ていたけど、そんな都合の良い展開は訪れず…。
ソイツは、任務のために仲間を裏切ることが弱さを断ち切ることだと思ってるみたいだけど、違うと思うー。過去の恩義から抜けられないこととかさ。自分にとって大切なものが何なのか、ちゃんと自分で判断出来ない時点で、黒幕の思惑通りになってると思うし、そこにつけ込まれてるんだから、それこそがソイツにとっての“弱さ”じゃないかと思うんだわー。愛が目覚めさせてくれるか!?と思ったんだけどねぇ。出会う前から壊れてたんだろうなぁ…。

終盤は、裏切り者達vsコールソン達との戦いになるのですが、その頃にはシールドも壊滅状態で機能してないし、コールソン達も追われる身で、もう早くのこの窮地を脱して!誰かなんとかして!と、そろそろアイアンマンあたりが助けに来てもいいんじゃないか?と思うんだけど、彼ら(ヒーロー)は彼らで忙しいらしく孤立無援。てか、異星人と戦う前に地球人同士が争ってるっていう。よそと戦って場合じゃない。

ハラハラしながら、一発逆転を期待しつつ見ていたけど、形勢が有利になるどころか不利になる一方で、鼻血が出る思いだったけど、コールソン絶体絶命か!?と思った時に、颯爽と救世主が現れて、おいしいとこ全部持っていきよった(笑)。うん、まあ、コールソンにとっては彼こそが絶対的な存在だからいいんだろうけど。なんつーか、フューリー長官カッコ良過ぎるぜ!みたいな(笑)。このドラマのヒーローはコールソンだけど、裏ヒーローはフューリーてところか。

終盤、コールソンが属する世界…というか、国自体も崩壊するんだけども、そんな中でもコールソンのフューリーに対する信頼は揺るがず、フューリーにとってのコールソンもまた唯一信頼出来る部下というか人間で、マリア・ヒル(アベンジャーズに出て来た長官の右腕美人エージェント)ですら知らされていない機密をコールソンは知っていたというのも、フューリーのコールソンに対する信頼の厚さが伺える。色んな疑惑が渦巻き、何を誰を信じていいか分からない、ひどく混乱している状況だったので、まさに“一筋の光”に思えた。

他にも、コールソンがずっと探していた答えが意外な真相で、その理由がまた、粋つーかなんつーか。おっさん2人の忠誠心だとか信頼関係だとかに胸熱でした。そこまで言ってもらえるって、部下冥利に尽きると思う。
ラストは、次シーズンの波乱を提示しつつ終了ー。

もうちょいネタバレすると、敵の名前が判明しても、正体がなかなか掴めずにいたけど、ふと奴が知ってる情報ってシールドの機密情報じゃね?しかも、上位クラスの…てことで、シールド内に計画の首謀者がいる疑いが濃厚に。コールソンの死後については、長官レベルの機密だったので、奴がそれだけが分からないっていうのも当然のこと。
その後、裏切り者は誰だ!でチームのメンバーにすら疑いを向けるやるせい展開になったけど、わりと早くにクレア・ボヤントの正体が明かされて、追加の裏切り者も判明。コールソン達は、しばらく裏切り者達に気付かず対策を練っていて、情報ダダ漏れでハラハラしたけど(機密情報全部渡してたからね)、気付いた後は敵の目的阻止と仲間の奪回。

敵の目的は最終的にはムカデ計画の成功なんだけど、成功のためと復讐の意味もあって、シールドの全機密情報を奪うこと。そのために、ハッカーのスカイが必要なのと(彼女が情報を暗号化した)、たぶん裏切り者が側にいて欲しかったのでしょうね。自分で裏切っておいて受け入れて欲しいって、随分身勝手な主張だけど。

一気見の影響もあるかもだけど、他マーベル作品との繋がりなども上手いこと取り入れているし、展開も面白くて、良く出来たドラマだと思うです。なんか、上から目線だけど(^^;)。マーベルさん家のアクション映画が好きな人には、是非薦めたいです。周りにいればの話ですが。

だいぶ長くなってしまったので、続きはまた後日。キャラ別にまとめてみようかと思います。

by norarican | 2015-01-14 23:32 | 【WOWOW】