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ドールハウス/シーズン1 第4話まで。

以前見ていた『トゥルー・コーリング』のエリザ・ドゥシュクが主演ということで見始めました。

ドールハウスは法外な報酬と引換えに顧客のどんな望みも叶える人材を派遣する秘密組織みたいなところ(もちろん違法)。友人、恋人・愛人などから公に出来ない誘拐の交渉人や盗品の窃盗など。
派遣される人材は“アクティブ”(だったかな?)と呼ばれ、普段は記憶を抹消された白紙状態で過ごしているが、依頼内容により記憶(人格)の刷り込みを行い顧客の希望通りの“アクティブ”が完成。科学的に脳の情報を操作してどんな人格でも作れるってわけです。
様々な分野でのスペシャリストの記憶をブレンドしてるらしいのですが、話の脈略からして死人の記憶(情報)もあるみたいです。フリンジでジョンに対して行われてた死人の記憶の取り出しってことですね。
そして契約が終了するとアクティブ達の職務中の記憶は一切抹消され、本来の人格・記憶も抹消された白紙状態に戻される。まさに生身の人間のお人形。なるほど、繰り返し使うHDDみたいなもんか。
見る前は特殊な能力で色々な人物を演じて任務をこなしていくのかと思ってたけど全然違った。こっちの方が謎が多くて面白いし、脳情報を操作して人格を刷り込むなら本来の人格に邪魔されることなく職務をまっとう出来ますね。潜入捜査とかスパイにはうってつけだな。

アクティブ達にはそれぞれ専属のボディガード兼監視役がついていて、何か問題が発生した際には速やかに最優先でアクティブを回収する(違法だからアクティブの存在がバレるとヤバイ)役目も担っており、エリザ演じるエコーにはボイドという元警官がついています。

物語はただエリザが様々な人格になるだけでなく、ドールハウスを人身売買組織と睨んで捜査しているFBIのはぐれものがいたり、エリザの命を狙う謎の存在がいたり、数ヶ月前に暴走した「アルファ」というアクティブがいたり(なぜかエコーだけは攻撃しなかった)、一番人気のエコーは職務中にやたら問題が発生したり、ドールハウスの社長はエコーに肩入れしてるらしいけど警護のトップはエコーを危険と感じていて嫌ってたりと色々な要素が絡んでて面白いです。
また白紙状態なはずのアクティブ達が本能的に仲間意識を持ったり男性的身体反応示したり、脳情報の操作にもどこか無理が生じはじめているみたいで、そこら辺の絡みも面白いです。

あと、エコー含めアクティブ達はなぜドールハウスに来ることになったのか?その経緯も気になります。ファーストエピの冒頭でアクティブになる前のエコーが契約する様子?がチラっとだけ描かれていましたが…。
ドールハウスに来るまでの経歴は当然あると思うんですけど、どうやらドールハウスは政府機関の上層部と関わりがあるようでアクティブ達の情報は政府機関には存在しないようです。死亡したとかじゃなくて最初から存在しない。
はぐれFBI捜査官の元に匿名で届くエコーらしき女性(キャロライン)の写真や映像を見ると、たしかに彼女はフツーの女性として存在していたわけで、はぐれFBI捜査官が秘密の人身売買組織と思うのも無理ないわな。

で、この捜査官がドールハウスの情報を引き出すために接触するチンピラがいるんですけど、それもまたアクティブなんですよね。捜査官は知らないけど。ドールハウスの女社長が捜査官が納得する結末を用意し手を引かせようとしてるみたいです。そこもまた気になるところなんですよ~。
政府機関の上層部(FBIやCIA、AFTなど)も顧客らしいので一介の捜査官がどこまで核心に迫れるか。キーポイントはエコー。

今後の展開が楽しみです。

by norarican | 2010-05-14 23:44 | 【DVD】