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映画/『アデル』&『借りぐらしのアリエッティ』

映画/『アデル』&『借りぐらしのアリエッティ』_c0184546_075070.jpgおてんば女性の冒険ファンタジーってところですかね。
不慮の事故にあってしまった妹(アデルは自分のせいだと思ってる)を治療するため、ファラオの秘薬を求めて奮闘するアデルの物語。

昔(舞台は1930年あたりだったかな?)なのに今とさほど変わりのないパリの街並みや当時の服装が好きなので見てて楽しいし、何よりアデルが超可愛くて終始「かわええー」とニヤニヤしながら見てました。
ドレスや帽子、室内装飾、調度品などなどを見てるだけでも充分楽しめました。

ストーリーは見てれば分かるので難しいこと考えず気負わずに見れるし、全体的にコミカルな雰囲気で、「んな、アホな…」なファンタジックな部分があったりで突っ込みどころ満載だけど、そこはあえて突っ込まずに全部受け入れて楽しむ作品ではないかと思います。
個人的にはアデルの可愛さで全部帳消しでいいんじゃね?て思ってます。アデルの可愛さを楽しむ作品。
ラストシーンで出てくる妹も可愛い。うっかり(?)蘇っちゃうミイラ達も可愛い。そんな可愛さについ笑ってしまう。
そんな中で一瞬とはいえアデルが裸体披露したのにはビックリでしたが。(なので12才以下は見れません)

フランス映画はほとんど見たことないんですけど、フランス語の丸みとかテンポの良さがこの作品には
すごくあってた気がします。これ英語だったら全然違う雰囲気になってたかもしれない。


映画/『アデル』&『借りぐらしのアリエッティ』_c0184546_08572.jpg大きな一冊の絵本を見てるようでした。絵がすごくキレイ。さすがジブリ。
解釈が分かりにくい表現や描写がなく鑑賞中に違和感抱えずに見れたのが個人的には良かったです。

人に見られてはいけない。例外は認められない。厳しいようだけど、掟を破ればそれは種族の存続に繋がるから生きる抜くため生き残るためには絶対に守らなければいけない。文字通り死守しなければならないルール。人間が仲良くなろうとか良かれと思ってすることでも、相手には脅威となることもあり、それは人間の傲慢というか驕りなんだなぁと思ったりです。
小人目線で見ると人間の些細な動作も彼らにとっては天変地異だったり、“借り”に行くにも小人達には大仕事で、父親に連れられて初めて“借り”に行くアリエッティの「お父さん、借りって楽しいね!」というワクワク感というのが伝わってくるような描写でした。はぁ~、なるほどね~と感心させられる部分も。
ラストシーンは涙出てきました。上手く言葉にできませんが、たぶん何度見ても泣いてしまいそうな気がする。

それにしても、志田未来さんはすごいですね。声優初挑戦とは思えないほどの上手さです。アリエッティがさらに魅力的に感じられました。なんでも出来る子なんだなあ。

by norarican | 2010-07-20 22:14 | 映画