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CSI:マイアミ/シーズン8 始まったよ…!

始まりましたよ、S8…!!!て、もう何度も言ってるのでしつこいと思われるでしょうが、それほど楽しみにしていたと生温かい目で見ていただければ幸いです。

さて、S8ファーストエピ。フラッシュバックという形で捜査官達それぞれの過去が語られるといった手法がすごい面白かったです!!さすがマイアミ。CSI発足前後のメンバーがそれぞれ描かれており、単純に事件を解決したり事態の続きを展開するだけでなく、人間模様もしっかり描かれているところがマイアミらしくていいです。
でも語り過ぎず視聴者にある程度の余白を残していて、この微妙なバランスが好きだな~。それがあれに繋がるのね!とか、この後、ああなるのね!とか。S8になってもそういうところがブレずに続けていけるってすごい。



※ネタバレあるので気をつけて。

前シーズンラストで行方不明となったデルコをホレイショ&カリーを筆頭に必死で捜索するところからS8の幕開けです。
カリーはもちろんのこと、ホレイショの必死さが今の彼にとってデルコがどんな存在であるかが伺える気がして胸をうちます。事件現場から逃走したデルコですが、そんな事情は今回は二の次。今はデルコを見つけて救うことが最優先といった感じです。

一方、デルコは意識がもうろうとなりながら、ある場所に辿り着く。それはデルコがCSIの捜査官となるきっかけとなった事件の現場だった…。というわけで、デルコは早々に見つかり、ホレイショが付き添う救急車の中で心肺停止となり蘇生術が行われるところからフラッシュバックが始まります。

さかのぼること1997年。当時はまだCSIがなく科学捜査とは名ばかりで昔ながらの捜査方法で行われていたようですね。それを考えるとほんの10数年の間に科学捜査というのは急速に発展したんですね。
デルコは当時牽引サービスの作業員でしたがホレイショと面識はあったようです。カリーはデイト署に配属されたばかりで、まだ女性の活躍する場がないといった雰囲気。制服警官だったトリップが出てきたり、捜査に協力するFBIの分析官としてナタリーが出てきたりでした。ウルフは登場した時はまだ若い警官だったので、1997年当時だと学生…?なためか過去映像では出てきませんでした。
今シリーズから加わるジェシーが1997年当時デイト署にいて何らかの事情で署を離れることが描かれており、新メンバーのお披露目も上手いこと組み込まれています。その彼が署を離れる際、ホレイショに「スピードルっていうヤツがいる」と紹介してて、ちゃんとスピードルのことも忘れずに入れてくれたことがすごく嬉しかった。きっとスピードルのロッカーはまだ残ってるんだろうな…。

このエピでワタシ的見所は、手術後まだ目覚めないエリックの横でホレイショが「マリソルが死に、レイが死に、スピードルも死んで、俺にはもうお前しか残っていないんだ。俺を置いて行くな。俺のために頑張ってくれ」(ちょっと妄想入ってるかも^^;)と必死に祈るように呼びかける場面。あんなに弱々しいホレイショ初めて見た…。どんな時でも物事を正面から受け止めてまっすぐ前を見ていたホレイショがあんなこと言うなんて…。しかも相手がデルコで正直ちょっとビックリしました。見てはいけないホレイショの孤独な深い闇を見てしまったようなショックもありましたが、でも、だからこそ余計に、今まで愛する家族や仲間が死んだ時、見えないところで1人誰よりも深い悲しみを抱えていたんだろうな…と思わされて胸が詰まりました。ていうか、泣けた。

そしてもうひとつ。過去のデルコに「警察学校を出て俺のところに来い」と言う場面。
半信半疑のデルコに、「俺を信じろ。待っているからな」て言うんですけど、言葉だけで何の確証もないわけですよ。本当に待っているかどうかなんて分からないし、これまでそうやって何度も裏切られてきたはずなのに(デルコがね)、ホレイショが言うだけで信じられる気がした。それがホレイショなんだよな~。

今ではホレイショの一部となっているサングラスがデルコが見つけてきたものだったりで、ホレイショとデルコの絆の強さを感じられるシーンでした。これでカリーやスピードルよりもデルコは後からCSIに来たという辻褄も合うし、これまで語られた過去エピから全部じゃないけど無理のない程度に辻褄が合ってますね。

ラストシーンでネクタイを外しデルコからもらったサングラスをかけ、今では誰もが恐れるマイアミのカリスマチーフ・ホレイショ始動…!といった感じで「キタキタキター!!!」てな具合でゾクゾクしました。ホレイショ、超カッコイイんですけど…!

次からはデルコの進退や新メンバー加入が展開されていくのでしょうね。これから毎週末が楽しみです!

by norarican | 2010-10-21 00:34 | CSI:マイアミ