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映画/『バーレスク』

映画/『バーレスク』_c0184546_153311.jpgすごい楽しかった~!(≧▽≦)
アギレラのパワフルな歌とバーレスクで繰り広げられるセクシーでゴージャスかつ華やかなダンスショーを堪能できる作品でした。

ストーリーが可愛らしく、登場人物はみなイイ人で、ショービジネスの裏側や主役の座を射止めるまでの熾烈な女の争い…みたいなドロドロとした展開はなく、マイナス感情を抱かずにいられるので気を楽にして見られるのが個人的には良かったです。イメージとしては『シカゴ』のライト版みたいな感じ…?(シカゴ見たことないんですけど^^;)一応、敵キャラはいるんですけど悪人というほどでもないです。
アギレラの歌とダンスを目当てに行ってるので、ストーリーはこのくらい軽めなのがちょうどいい。劇中のショーが終わる度に拍手しそうになってました。ショーシーンが多く、多彩で、見せ方(カット)も良かったと思う。
見ている間、ホンっトに楽しくて終始ニヤニヤしてました(キモチワルイよ)。

アギレラだけじゃなくバーレスクのダンサーによるショーも見ものです。シェールの見せ場もあるのですが、リハシーンだったのがちょっと残念。本番だったら良かったのに。冒頭のショーはすごく迫力ありました。


舞台に立つことを夢見て田舎町からLAに出て来たアリ(アギレラ)は、職探し(オーディション)の合間に偶然立ち寄ったクラブ「バーレスク」でテス(シェール)のショーに心を奪われバーレスクで働く決意をする。
バーテンのジャックに紹介してもらいオーナーのテスに直談判するがまったく相手にされない。しかし、アリは諦めずバーレスクに通い続け、やがてウェイトレスとして働き始め舞台に出るチャンスを掴もうとする。

一方、バーレスクは経営難で売却話が持ち上がっていた。テスはなんとしてでもバーレスクを守ろうとするが、不動産家のマーカスはバーレスクを買収し店の跡地に高層ビルの建設を計画していた。

アリはひょんなことから舞台で喝采を浴び、テスはアリの才能を認め彼女をショーの要にし、アリは次第にその才能を開花させていく。アリのショーは評判となりバーレスクは繁盛。しかし、買収のタイムリミットは間近まで迫っていた…。

これにアリとジャックの友達から始まった恋とアリの才能に惹かれたマーカスとの三角関係っぽい話が絡んで展開していきます。



※ネタバレあるかもなのでご注意!

アリは最初ジャックのことをゲイと勘違して安心しきっていたのですが、実はNYにいる婚約者がいて、でも遠恋で上手く行ってない模様。ジャックは純粋で才能のあるアリに惹かれていくんだけど遠く離れた婚約者の存在がネックになって今一歩踏み出せず。ぼやぼやしてると女の子はどんどんキレイになって飛んでいっちゃうよ~。
可哀相な田舎娘を助けてあげたつもりが、あれよあれよという間に華麗な蝶へと変貌して、いつの間にか追い越されて彼女が羽ばたいて行くのをただそばで見守っているだけの状況。となれば、通常は2人の間に感情のすれ違いが生じてひと悶着ありそうですが、ジャックもアリもイイ子なので軽いいざこざはあるものの、さほどドロドロせずに過ぎていきます。

この2人の恋がすごく可愛らしいんですよ。応援したくなる。ていうか、ジャック(キャム・ギガンデット)がイイ!演じてる役者さんは『パンドラム』にも出ていたそうですが(ギャロ)、まったく分かりませんでした。メイクしてるせいもあるけど、断然こっちのキャラの方がカッコイイ。

マーカス(エリック・デイン)は『チャームド』のジェイソン(他にグレイズ・アナトミーなど)で、当初は彼も目当て要素だったのですが、ワタシの中の記憶の彼より一回り大きくなっていてちょっとビックリ。キャラ的なものもあってジャックの方がお気に入りです。だって、ジャックってば本当に優しくていいヤツなんだよ~。そして、『ER』のモレッティ(スタンリー・トゥッチ)はまたしてもゲイ役(笑)

バーレスクのスタッフは家族みたいな関係で、アリに主役を奪われたトラブルメーカーのニッキ(クリステン・ベル)がちょっと意地悪したり、テスともめて出て行ってしまったりするのですが、やっぱりお家が恋しいと戻って来るんですよね。主役だからと安心して周りに迷惑かけていたけど、アリというライバルが出来てイイ刺激になったんじゃないでしょうか。
で、ニッキーはどこかで見たことあるなーと思ったら、『ヴェロニカ・マーズ』のヴェロニカでしたね。黒髪だったから分かんなかったよ!なんでもアギレラがブロンドだから髪色を変えたのだとか。これだけ海外ドラマでお馴染みの顔が揃うなんてスゴイね!


DVDが出たら欲しいのはもちろん、サントラも買おうかなーと思ってます♪

by norarican | 2011-01-12 01:33 | 映画