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映画/『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』

映画/『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』_c0184546_0174735.jpg恒例行事で行ってきました。
今回は「15周年記念」と銘打たれた作品なんですが、だからなのかいつもの劇場版とは少々趣が変わっていました。

従来の「肝心なところは隠して小出し小出しにヒントを与え観客も一緒になって考える」推理展開ではなく、謎解きがほとんどないまま割と早い段階でいとも簡単にコナンの推理によって犯人が判明し(真相はちょっとしたドンデン返しが加えられていましたが)、後は「体は小さくても頭脳は同じ」(「頭脳は大人」じゃなかったっけ?)なスーパー小学生の雪山での奮闘&活躍、アクション、スリルを楽しむような内容になってました。
疾走感というかスピード感を楽しむような感じ。定番の「新一と蘭のすれ違い」や「蘭に正体がバレるかも!?」な展開も今回は控えめでした。

で、戦場カメラマンはさすがに分かりましたけど、ミヤネ屋さんは気がつきませんでした…エンドロール見て思い出した(^^;)

劇場版は段々スケールがアップしてコナンは推理するだけではなくスーパーミラクルなアクションを披露するようになってきてますが、個人的には難解な推理を展開するストーリーの方が好みなんですよね…。でも、終盤ハラハラして、それなりに楽しんで来ましたけど(笑)。


都知事が出席した地下鉄開通式典で爆破事件が起こるが、たまたま居合わせたコナンの機転によって大惨事は免れる。都知事の元には以前から脅迫状が届いており、コナンは都知事がある村のダム建設に関わっていたことから関係者に犯人がいるのではないかと考え、調査のため村で開催されるスノーフェスティバルへと向かう。
そこには8年前ある事故で意識不明になった少年(当時7歳)がいた。少年はコナン達が滞在してる間に目を覚ますが、事故当時~現在までの記憶がなかった。やがて1件の殺人事件が起こり、少年と少年探偵団の4人は何者かによって命を狙われる。
同じ頃、村の電話の基地局が爆破され、ダムを含む周辺の連絡網が遮断される。一体何が起きているのか!?子供達は無事なのか!?…なお話です。




※完全にネタバレしてますのでご注意ください!!!

ダムが決壊して水没危機に晒された村を守るために雪崩を起こそうと考える、自然の脅威(それも二重)にたった一人で立ち向かっていく小学1年生てのもすごいですが、個人的には10億(だったか?)相当の強盗殺人をやりとげ、しかも捕まらず(別件で逮捕)、数年後ダムの底に沈んでしまった隠した強奪品を取り返すためダムの水を抜くためダムを爆破=移転した村が水没しちゃうような計画を企て、その一環&爆弾お試しとして式典参加の都知事を狙ってトンネルを爆破し、地下鉄を地上に強制排出させて道路を走らせ、あわや大惨事(充分大惨事でしたが)を招き、その後1件の殺人を挟んで大量の爆弾をダムに仕掛け見事決壊させた犯人がたった一人だったってことの方がよっぽどすごいんじゃないかと思うんですけど…。

これテロ組織レベルの犯罪ですよねぇ…?それを特別な技術も知識も持ってない悪党がたった1人がやってのけたっていう。“金に困った”程度のありきたりな動機で村ひとつ水没させられたらたまんないですよね。どんだけ甚大な被害が出ると思ってるんですか。
てか、そんな大量の爆弾、どっから調達してきた?あれ、ワタシ犯人情報なんか見落としてるのかなあ…?

by norarican | 2011-04-26 00:31 | 映画