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Lie to me/シーズン3 第10話まで視聴済み。

気付けば後3話ですよー。

序盤のギスギス展開が嘘のように、中盤になって盛り返してきた感がするんですけど、ワタシだけですね…?
従来の面白さを取り戻してるような気がするので、打ち切りになってしまったのが惜しまれる。

個人的には、カルはもっとツンデレになっていいと思うけど、ここ数回はエミリーとの親子関係が描かれる機会が増えて嬉しい。
ものすごく扱いにくい父親だけど、エミリーは全部含めて理解して尊敬して扱いにも慣れてて、それはお互いめいっぱいの愛情持ってるからだろうな~と勝手に設定。ジリアンも親友だから慣れてはいるけど、やっぱり“無償の愛情”には勝てない。

現在10話まで視聴済みですが、9話の「VS精神科医」は面白かった。カルが久々に全力で潰しにかかってた(笑)のと、カルの生い立ちを描いた内容だったので。

エミリーに頼まれ友人アマンダの話を聞くカル。アマンダは、父親が精神病院に入院して5年になるが、改善しているようでもなく、病院が高額の治療費をとるために入院させ続けているのではないかと疑っているという。
アマンダの祖父は大富豪で競走馬などを所有しているが、総合失調症で自殺した経緯があり、父親も5年前にアマンダと心中しようとして保護され入院。現在は父親の妹(叔母)と暮らしている。
総合失調症というのは遺伝すると言われているので、アマンダは父親を心配しながらも、自分もいずれ発症するのではないかと怯えてるみたいなんですよね。なので、父親を助けたい、だけど距離を置きたい。複雑な心境のようです。

カルはアマンダの依頼を引き受け、早速調査開始。まずすることは…。



 
もちろん病院に乗り込むこと(笑)。ジリアンと共に病院に乗り込み、アマンダの父・ウエインと接触した後、病院長に話を聞く。もちろん相手の神経逆なでしながら挑発的に(笑)。患者にも同じようなことしてて、見てるこっちはハラハラ。正直な感情を引き出すためなんでしょうけど、この人が乗り込んできたら全力で逃げるわ。
しかし、相手は精神病院の院長。なかなかのツワモノです。

ウェインと面会した限りでは、娘のことを心配する父親にしか見えないし、奇行などもさほど見られない。本人は薬を飲んだふりしてやめていたようなので、ということは特に異常ないんじゃないだろうか?でも本人は5年前アマンダを巻き込んだことを気に病んでいて、自分が娘を傷つけるのではないかと不安に思っていることから、退院して娘に会いたいけど、このまま自分は入院していた方がいいんじゃないかと、こちらも複雑な心境のようです。

精神病に関するエピでよく、過剰投薬とか倦怠感や記憶障害などを嫌って薬を飲まない、ということが出てきますよね。この場合の薬って、治療薬というよりは抑制薬の意味合いが大きいのかなー、と。あまりよく知らないで言ってますけど(^^;)。

その後、アマンダやウェインの妹などに話を聞いたカルは、病院が金持ちの患者を逃さないため、投薬で入院を長引かせているのではないかと推測。再び夜中にこっそり病院に忍び込みウェインと接触する。
しかし、病院長に見つかり、話をしているうちにカルの様子がおかしくなる。カルは看護士を殴り、そのまま意識を失い倒れてしまう。完全に何か盛られてるやん(´ロ`;)。こえー、病院こえー。

カルは看護士に暴行したことで、「危険がある場合、48時間拘束する」という法律のもと、強制的に入院させられ、目覚めると目の前に自殺した母親が現れ、会話を始める。そのうち、父親も出て来て、カルの幼少期のことが語られました。
カルは父親に虐待されていたみたいです。母親のことは、これまでに何度か断片的に語られましたけど、父親は今回が初めて…かな?幼少期の記憶なので、現れた母親も父親もカルより若いです。変な感じ。
父親は酒に酔うと暴力を振るい、母親はそんな父親に追い詰められて自殺した=父親が殺したとカルは思っていて憎んでいる(いた?)ようです。

一方、カルの強制入院を知ったエミリーがオフィスへやって来るのですが、カルは毎年誕生日が近くなると不安定になり、今年は特に母親の年齢(享年)を超えるので強いストレスを感じていた様子なので、余計に心配だったみたいです。
カルは自分が幻覚を見ている自覚があり、ウェインの部屋にあったジュースを口にしたことを思い出す(カルはウェインのジュースとマフィンを勝手に飲食してた)。

カルは患者への飲食物に幻覚作用のある薬が混入されていると疑い、院長室にある薬を調べるよう電話でローカーに指示。しかし、病院内には該当する作用の薬はなかった。

やがて、ウェインがマフィンを食べているのを見て、原因はジュースではなくマフィンではないかと推測。ローカーにマフィンを持って帰らせ分析させると…。

ローカーは自分で証明する方が早いとマフィンを食べた結果、幻覚作用が現れ暴れ始めました。マフィンはアマンダのお手製で、長年ウェインは食べていたのですが、マフィンに幻覚作用のる菌が含まれていて、それを混入できるのはウェインの妹だけでした。

ウェインの妹は、遺産の競走馬欲しさにウェインを精神病と疑わせ社会的に抹殺しようと企んでいたのでした。
5年前のウェインの奇行も妹が仕組んだ菌が原因。妹は自分の方が馬の管理が出来るのにウェインが相続してしまった…という動機で犯行に及んだらしく、姪のアマンダのことは可愛がってましたが、カルは幼いアマンダの命を危険にさらし、長い間病気の不安まで負わせたことに酷く腹を立ててました。ていうか、兄妹仲が険悪だった様子でもないので、話し合いで決めれば良かったじゃない…?と思わなくもないですが、何か他に理由があったんでしょうかね。

カルのように家族や親しい人が亡くなった年齢を自分が超えるというのは、たしかに複雑な心境というか、気持ちが不安定になるのは分かる気がする。すごく意味があるし、遺伝の可能性がある場合、怖いと感じるんじゃないかなー。
ラストでエミリーがカルの誕生日を祝ってくれたのを見て、少しホッとした。

by norarican | 2012-05-26 00:43 | 【FOX/FOX CRIME】