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英国ドラマ/「刑事トム・ソーン2 臆病な殺人者」 第3話。

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続いて3話いっちゃいます。頭から抜き出してしまわないと、他のこと出来なくなるので。もちろん長編です。

逃走したマーティンはニックリンに会っていました。ていうか、ニックリンがマーティンの前にふいに現れた。2人で行動するってことはつまり…で、不吉な予感。トムの懸念が現実に…?
このあたりになると、マーティンの過去の記憶(回想)が徐々に増え、マーティンとニックリン、カレンの間で、何か感情的なトラブル(嫉妬とか)があった…?と、予想できるまでに。さらに、事故後のマーティンは、カレン失踪に関してニックリンに対する疑念を抱くというか、絶対的だった信頼が崩れつつあり、主従関係に変化の兆しが見え始めてました。

一方、トムはケヴィンからマーティンの家のトイレからコカインが検出され、ヤク中だったのを隠して強引に釈放したと責められる。しかし、マーティンがヤク中ではないと妙に自信のあるトムは思い当たることがあり、デイヴにサラと親しいのか訪ねる。が、デイヴはサラとのことを隠し、何も知らないと答える。でもたぶん、トムはデイヴが嘘をついてることは分かってるし、彼の反応で自分の中にあった疑念が確証に変わったんじゃないかと思う。トム鋭いから。

トムは、マーティン逃走後、餌(マーティン)がなければ魚(ニックリン)を捕まえることは出来ないと、激しく落ち込み、フィル相手に「これから、どうしたらいいんだ…」と、途方に暮れる。しかし、トムに厳しいフィルは、傷心のトムに「お前は賭けに負けたんだよ!」とピシャリ。それでも、(´・ω・`)ショボーンなトムに、「そんな弱気なトム・ソーンなんか知らねぇよ!」「お前の泣き言なんか聞いてらんねぇ!」「勝手に落ち込んでろ!」「トム・ソーンが現れたら連絡くれ!」と容赦ない言葉を浴びせ、立ち去ろうとする。
背を向けたフィルにトムは、「どうしたらニックリンを捕まえられる?教えてくれよ、なあ!」て、それフィルに言うことなのか?!な気もしないでもないですが、またしてもフィルに激白して、一度は立ち去りかけたフィルが戻って来て、やっぱりこれなんの恋愛ドラマ…?
「今出来ることは、2人に繋がっているカレン失踪の謎を解くことなんじゃないのか?」と、実はフィルの方が刑事に向いてんじゃね?なアドバイスして、トム・ソーン復活。なんて効果抜群なんでしょ(笑)。フィルはトムの活力剤か。どうやらトムにはフィルのスパルタが効くらしい。



 
カレンについて調べることに意味があるのか?と疑問に思いつつも、手掛かりがない以上やってみよう!てことで、なぜかフィルと2人で失踪した少女カレンについて調べることに。2人は、カレンは既に死亡していると考え、遺体の行方を追う。殺害された元刑事もカレン失踪を追っていてマーティンに接触したことから、元刑事の捜査資料を取り寄せ、当時の行動範囲などを分析した結果、カレンの居場所の見当をつける。

その一方で、トムはサラを捜査から外せと進言。サラが勤務中にコカインやろうが、デイヴがサラと寝てそれを自分に隠そうが、トムにとってはどうでもいいことだけど、捜査の邪魔になるor影響するならイラネ('A`) と。トムにとっては事件の解決だけが大事で、お前らの責任問題に興味ねえ、言い訳にも興味ねえから黙っとけ。て思ってると思う。デイヴは隠してるつもりだったのに、トムに、「(サラとの)セックスが良かったからか?!」て言われてビックリしてたけど、そんなことはとっくにお見通しでしたよ、と。トムの勘の鋭さをなめちゃイカン。

そこへ、新たな遺体が発見され、恐れていたことが現実に。1人目の後、2人目も発見され、2人目の被害者はブレイチャーだった。1日に2人の犯行パターンが再開されるが、被害者は共に惨殺。目撃者の話では、男は1人だったという。何らかの理由で手口がニックリン寄りになっているとトムは考えるのだが…。

現場で物思いにふけるトムに、フィルからチョコバーの分析結果が出たと電話が入り、トムはフィルのいるモルグへ急行。ケヴィンに「今行く?!」て言われてたけど、フィルが呼んでるだから今行くんです(笑)。
フィルは、マーティンのDNAがチョコバーから検出されたと報告。チャーリーの母、元刑事はニックリンの犯行パターンで、2件に共通していることからチョコバーを持っているのはニックリン。でも元刑事の殺害現場のチョコバーの包みからはマーティンのDNA。これは一体どういうことなのか?!トムは再びチャーリーに話を聞くことにする。

とゆことで、トムの父親に連れられてチャーリーがやってくるのですが、大人しくトムのオフィスにいたチャーリーが、トム父がポスに挨拶するんで目を離した隙に捜査フロアへ。そこで母親の写真を見つけて、「ママぁ…?」の声に、周りの空気が止まりました。大人達がチャーリーにどう説明しようか戸惑っていると、ケヴィンが機転を利かせてチャーリーにママの写真をプレゼント。あら、意外とやるじゃない。
ちょうどトムが来て、「チャーリー」て声を掛けたら、チャーリー即座に反応して、トムに駆け寄って抱っこされてたよ。超かわいいー(*´д`*)。また、当たり前のようにチャーリー抱き上げるトムにも身悶え。がっつり懐いとる。
この時、ボスがトム父と話して、初めてトム母が亡くなったことを知るんですが、当の本人は「だって、仕事に関係ないじゃん?」とケロリ。本気で不思議そうな顔してた(笑)。

トムはチャーリーに、マーティンとニックリンのモンタージュを見せるも、チャーリーが見たのは1人だけという証言が変わることはなかった。

その頃、捜査を外されたサラは自宅待機していたが、デイヴに連絡を取り、ブレイチャーが殺され車が奪われたことを知り、行動を起こす。証拠品の銃を不正に持ち出し、ブレイチャーの車に仕掛けた追跡装置を作動。
単独でマーティンとニックリンを追い、ミスを挽回しようとする。
でも、マーティンの家でニックリンに襲われて、あんだけ大騒ぎしてた腰ぬけサラが、銃を持っているとはいえ2人を捕まえられるとは到底思えないのだが(^^;)。まあ、マーティンは大人しいから、ニックリンを捕まえればトムに許してもらえる、自分の評価を回復出来る!て考えかなー。つーか、証拠品を不正に持ち出してる時点でアウトじゃね?

デイヴがサラの追跡に気付き、トム達は後を追う。チャーリーにもう一度話聞いたら?て言ったのはフィルだから、当然その結果を知る権利があるのでフィルはトムのオフィスに来てまして。デイヴとトムがサラの居場所を突き止めている間、フィルがトムから渡された2枚のモンタージュ写真を偶然重ね持ち、そこで何やら気付いた様子。
サラの後を追うってなった時に、なぜかトムがフィルに「行くぞ!」て声掛けて、フィルも慌てて出て行くって…、刑事でもないフィルが行く必要あるー?て思ったことは内緒です。

マーティンは、1人ある場所で佇み、すべてを思い出していた。カレンの優しさを勘違いしたマーティンがカレンに迫る→カレンに激しく拒絶され罵倒される→ニックリンに笑われる→激昂したマーティンがカレンを手にかける→驚くニックリン…というのが、カレン失踪事件の真相のよう。マーティンが佇んでいたのは、おそらく…。

マーティンに追いついたサラは、マーティンに銃を向けニックリンが居る場所へと案内させる。てか、サラの銃の扱いがド素人でめちゃくちゃ危なっかしいんですけど(^^;)。アメリカドラマと同じように見てはダメなんですかね?
凶暴なニックリンと対決しようなんて無謀以外のなにものでもないんだけど、それだけニックリン逮捕に必死ってことなんだろうけど。まあ、危険な目に遭うのは確実だよね。て思ってたら、やっぱり銃を奪われて大ピンチ…!

ようやく到着したトム達は、マーティン達の捜索を開始。フィルがマーティンが先に佇んでいた場所に気付き(目印みたいなものがあった)、浅く埋められていた白骨体を発見(おそらくカレン)。マーティンとニックリンの2人を探そうとするトムにフィルが待ったを掛けて、すぐそばの土を取り払うと…。
同じくらいのサイズの白骨がもう1体埋められたいて、フィルはマーティンとニックリンの真実を確信するのでした。でも、トムは最後まで2人組と信じて疑わず、真相に辿り着いたのはフィルっていう(^ω^)
見てるこっちは色々情報が提供されているので、薄々そうじゃないかと思ってました。ニックリンはマーティンの前にしか現れないからね。

形勢逆転したマーティンとサラにトム達が追いつき、必死に説得するも、サラはトムの目の前で撃たれてしまうのでした。でも、彼女のしたことは考えなしの無謀な行為だったから、仕方ないよなあ…なんて。てへっ。てか、サランド・オーの演技が上手過ぎで、命乞いするサラがものすごい惨めに見えて、全然同情出来なかった(笑)。
こうして事件は幕を閉じたのでした。

すべてが終わって、ニックリン登場のきっかけって何…?と思ったので頭整理してみたんですけど…。
マーティンは元々精神的に不安定なところがあって、カレンやニックリンとの事が拍車をかけて、その後は落ち着いていたけど、ブレイチャーから不正帳簿(悪事)に加担を強要されたことと、最初の被害者となった女性にバレたかも?!な強迫観念みたいなのが極度のストレスになって、ニックリンが現れて犯行が始まった…てのが、ワタシの認識。自分の中にある闇と向き合えず、逃避するためニックリンを生み出したのかな、て。違ったらごめんなさい。

まー、今回も長々と語りましたが、面白かったよー(〃▽〃)。当初は、刑事と病理学者のコンビに「…?」で、他の刑事達よりフィルの方がよっぽど有能じゃね?て思ったけど、よくよく考えたら異職コンビドラマって別に珍しくないし、そんなに不思議なことではなかったですね。

ラストは、チャーリーに新しい家族が出来たことを見守るトム→トム父と合流→散歩しながら仲良くアイスを食べる、なシーンで終了。
トムの家族関係もあまり描かれていないのでよく分からないですが、トム母は音楽家?アーティスト?であまり家にいなかったらしい。トム父ともあまり関係は良好とはいえない模様。まあ、父親と息子共に愛情表現に不器用そうだから、難しいものがあるのかと。

英国ドラマらしい独特な映像と雰囲気で、事件捜査も面白いし、トムとフィルのキャラ&関係にもがっつりハマって、存分に楽しませてもらいました…!楽しかったよぉ~♪(≧∀≦)
パート2までしかないのが物足りな過ぎて、もっともっと見たいんですけど、2010年のドラマみたいだし、1とか2とかついてるけど、DVDパッケージ見ると一緒になってるから、シーズンという形ではなさそうなので、続きはないですね、たぶん。これっきり。

てか、トムをどこかで見たような気がしてたら、「ウォーキング・デッド」のシーズン3だっけか、から出てるアイパッチ(総督だっけ?)の人だった。あー、そうだそうだ。ちなみに、フィルは最近あちらのドラマNEWSでよく話題にのぼる、「ゲーム・オブ・スローン」に出演中。いわば時代劇なので、たぶん見ても全然分からない。


……てなことで、妄想語り時々暴走を含めたネタバレあらすじはこれで終了です。ただ書いてるのが楽しくてダラダラと書き続けてしまいましたが、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!ワタシだったら、たぶん途中で断念して、すっとばしてると思います(笑)。

by norarican | 2013-06-09 01:26 | 英国ドラマ