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映画/『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』

映画/『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』_c0184546_22201094.jpg今週は映画続きでした。相変わらず、うっかり予定が連続してしまう。

うちの近所では、吹替版しかやってなかったので吹替版で観賞。ふなっしー、芸能人吹替えより全然違和感なかったよ。ま、普段が吹替えみたいなもんだしな(笑)。セリフは少ないけど、「なっしー」ゆうてた。

タイトルには「オリンポスの神々」とありますが、“神々”ゆうても、神のみなさん、ほとんど出て来ません。話題にのぼるだけ。主人公パーシーの父ちゃんであるポセイドンも、落ち込んだパーシーが話しかけてもシーン。だけど、海馬貸してくれるし、弟の傷も治してくれるよ!会話しないし姿も見せないけど、父ちゃん影で見守ってるからね!みたいな。

今回のメインは、ハーフゴッドの若者達で、彼らの愛と勇気と友情の冒険ファンタジー。
仲間を庇って犠牲になった全能の神ゼウスの娘タレイアが守ってくれている鉄壁のバリアが、ある日急に弱り始め、力を回復させるには特別な力を持つ毛皮(羊毛)が必要だけど、“魔の海”と呼ばれる場所に住む凶暴な化物が持ってるから、みんなで力を合わせて幾多の困難を潜り抜けて羊毛を取りに行こう…!でも、ゼウスやポセイドンが封印した最も邪悪な先代の神々の王を蘇らせようと企んでるルークも羊毛を狙ってる…!で、布取りクエスト+布争奪戦が繰り広げられるお話です。

いやー、やっぱファンタジー映画って楽しいね~♪(≧▽≦)。想像の中の物事が、すべて実写で見れるなんて、ワクワクが止まらない。ムフムフしちゃう。特に、海馬!海馬が超カッコイイ!!あれ、欲しい!飼いたい!乗りたい!!海馬ショーとかあったら絶対行く。そんなレベル。
しかし、ハーフゴッドて、いっぱいいるのな!あと、神なのに人間界で会社経営してたりして、前作を復習せずに見に行ってしまったので、設定がちょっとよく分からないんですけど…。
パーシーの仲間の1人、アナベスが「ホワイトカラー」のケイトなんだけども、ドラマの時とは違って、高校生でも充分通用するほどの幼さ。目がとても印象的で可愛いです。

養成所は、あらゆる神々のハーフが集うのだけど、そこに辿り着くまでに彼らを狙う魔物?に襲われるつー、初っ端から命がけの過酷な試練を潜り抜け、無事にたどり着けたものだけが入れるサバイバル。で、数年前にゼウスを父に持つハーフゴッドの少女が養成所に辿り着く前に、仲間を助けるため犠牲になり、少女の死を嘆いた父ゼウスが、彼女の亡骸を介して力を与え、養成所を守る鉄壁のバリア(タレイアの木)を作りました…という設定なんだけども、神なんだから自分の娘くらい生き返らせることが出来そうな気がするけど…。ていうか、助けてよ…。うん、でもまあ、神ゆうても全能じゃ…てゼウス全能じゃん!つーワタシの心の声はおいといて。




※ネタバレしてますよ!

少女のバリアに守られ平和な日々を送っていたところに、ある日突然パーシーの弟タイソンが現れたかと思ったら、鉄壁のはずのバリアが破られ、機械仕掛けの牛?が暴れ回り、大混乱。バリアが破られた原因は、何者かによってバリアの源である木(根元に少女が眠ってる)が弱っていたから。
回復するための羊毛は、どんなものでも蘇らせることが出来る代物なので、バリアはもちろん封印された神の王てのも復活出来るらしい。

神の王クロノスは、要は破壊王みたいな神で、蘇ったら全世界が破滅する、超ド級のヤバ神。そんな神を復活させようと企むのが、前作にも登場したらしい(覚えてない)ハーフゴッドのルーク。その理由が、父親(神)に構ってもらえなくて性格がひねくれて不良化してしまい、父親に対する反発心から、同じような境遇のハーフゴッドを集めて邪神を蘇らせ、父親を困らせてやろう=世界を混乱させてやろう!つー、なんとも幼稚なもの(^^;)。こじらせ女子ならぬ、こじらせ男子。てかさ、そんなヤバ神蘇らせて、自分の思う通りになるわけないじゃん?て、劇中で神話聞いただけのド素人でも思うんだが…。どう考えてもハイリスク、ノーリターンの可能性が高いのに、全然気付いてないのがスゴイなぁ…なんて。蘇らせてくれてありがとうとでも言われると思ったのか。でもまあ、ティーンエイジャーが主人公のファンタジーだからね。そういうイタさも青春てことで。

んで、配送会社?経営してるルークの父がオリンポスの神々の1人ヘルメスで、劇中では通信の神らしい。だから、会社経営してるのか。中の人は、「キャッスル」のキャッスルで、彼が所持している魔法の杖に絡みついてるヘビの1匹の声がふなっしーでした。

パーシーの前に現れた弟タイソンだけど、人間とのハーフではなくて、サイクロプスとのハーフで、サイクロプス自体が凶暴で危険視される存在。バリア少女を襲ったのもサイクロプスだったことから、パーシーの仲間、特にアナベスはタイソンに対して警戒心を持ってる。パーシーの弟だからって信用できない、みたいな。

何も知らなかったパーシーも、突然のことに戸惑い、なんとなくギクシャク。でも、タイソンはサイクロプスの血を引いてるけど、善良ですごく人懐っこくて、パーシーのような兄がいたことを心から喜んでいる。兄弟間で気持ちの温度差があって、向こうは懐いてくれてるのに、受け入れられない自分…みたいな葛藤がパーシーに見られて、それはパーシーが誠実だからこそじゃないかと。
タイソンは、体は大きいけど、中身は少年のように押さなくて純粋で、なかなか可愛いんだけど、サイクロプスの血をひいてるから一つ目で、結構ギョッとします(笑)。そんな容姿もパーシーが戸惑う理由なんじゃないかと思うところ。

ラストは、羊毛の魔法が効き過ぎちゃって、次がありそうな終わり方だった。タレイアのその後が気になる。

若手有望株のみなさんが大量に出演しているし、ストーリーは少年少女の冒険物語としてしっかりしてるし、ギリシャ神話を知らなくても、劇中で分かりやすく説明してくれるので安心。ハラハラドキドキワクワクを気軽に楽しめる作品でした。ファンタジーて、ホント楽しい(゚∀゚)。

by norarican | 2013-11-22 22:34 | 映画